【サメから考える○○ ~英語~】

最初に断っておきますと、
「サメから考える」というより、
「サメ社会学という活動から考える」英語論です。

「え、あなたサメの人でしょ」と言われそうですが、高校3年生~大学4年生にかけて、周りの人に僕は英語野郎として認識されていました。

受験勉強を通して英語学習に魅せられた僕は、帰国子女や留学生に混じって授業の半分以上が英語で行われる国際系の学部で大学時代を過ごしました。アメリカに1年間留学し、予備校スタッフのバイトでは英語を学ぶ重要性やTOEIC対策についてプレゼンする役目を果たしてきました。

一応今も映画やドラマを英語で観ていますし、洋書を読むこともあるので、一応「英語が使える人」です。

そんな僕が、英語を勉強したい人のよくある疑問や「英語なんていらないだろ」という英語不要論者の突っ込みそうなことに関して、自称サメ社会学者という今の肩書で語ります。

目次:
【英語は役に立つの?】
【英語とか、翻訳アプリでいいじゃん】
【どうやったら英語ができるようになるの】
【英語は役に立つの?】
なんでもそうかもしれませんが、本気で頑張れば役に立ちます。

ただ、真面目な方々は「英語が役に立つ」=「仕事で使える」と、すぐに意識の高いことを言い出しますが、もうちょっとラフにいきましょうよ。

英語が使えると、自分がコミットメントする分野において、視野やチャンスが広がります。特に、僕の「サメ」のように、割とニッチな分野で活動する場合、便利です。

サメ社会学者なんて肩書を名乗ってサメと社会学を絡めようとして本を読んで、記事を読んだり、ドキュメンタリーを観たりすると、分野がニッチなので日本語の媒体だけだと情報が限られます。サメに関する本は冊数が少ないので、日本語訳されていない本にも手を出していかないと、資料数が足りないのです。Youtubeのサメに関する公式チャンネルも、英語の方が質の高いものが多いので、字幕なしでも英語で観ています。

 


(サメ好きのバイブル『Sharks of the World』)。日本語版なし・・・)

もう少し一般的な例で言えば、一般書籍や新聞を読むときに、海外情報に原文でアクセスできるのは大事です。数多くの本が日本語に翻訳されており、海外新聞の日本語版も確かに読むことができますが、内容が省略されていたり、数が限られていたりすることも正直多いです。絶対必要とまでは言いませんが、英語はできた方が得することは多いと思います。

もちろん、仕事でも役に立つ可能性はあるでしょう。能力が同じ程度の営業マンA氏とB氏がいて、A氏が英語に慣れていて、B氏はPPAP理解するくらいしか英語ができない場合、海外展開などのチャンスがあった際、よほどのことがない限りB氏よりもA氏の方が活躍しやすいのではないでしょうか。

転職バーの店主で採用や転職に詳しい鈴木康弘氏(2016年)は、最新の技術がシリコンバレーやバンガロールで生まれている点や品質の高い製品でも国内市場だけでは見込める売上が限られる点、原材料を低コストで海外から仕入れる必要性などを指摘し、国内メーカーで働く人も英語を使うことを迫られる可能性は将来的に高いであろうと予測しています(※1)。

意識高い系の学生やベンチャー企業のイケイケ社員さんが「英語なんて話せなくたって海外で活躍できる」とか「英語なんて仕事に関係ない」と言うのを耳にします。正直、もっともなことだと思います。というか、痛感してます(笑)。

ただ、それは「英語とか小手先のことよりもはるかに大事なスタンスがあるからそれをまず意識しろ」という意味であって、「英語は何の役にも立たない」という意味ではないと思います。もし、後者の意味で言っている人がいたら、それは二つの理由で嘘です。

一つは単純な理由で、実際に海外勤務とか外国の方と接する機会の多い仕事をする場合、英語ができたほうが精神的なストレスが少なかったり、海外暮らしで英語ができると非常事態でも落ち着いて人に頼れるなど、役立つことは必ずあるからです。かなり少数ですが、路面店で働いていた時に、英語が使えなければご注文いただけなかったであろうお客様もいらっしゃいました。

もう一つの理由が、目的意識をもって英語を学習し、試行錯誤してテストに挑戦し、弱点を分析する、諦めない、間違えるのが怖くても外国人に話しかけて英会話をする、といった取り組みを本当に一生懸命に行えば、仕事をするうえでも大事な心構えが身につくはずだからです。本気でやれば英語学習も負荷がかかるので、根性磨かれると思います。

え?僕ですか?

・・・・。頑張ります(笑)。

 

【英語とか、翻訳アプリでいいじゃん】
近年、グーグル翻訳の質が上がったようです。

スマートフォンアプリも進化しているようで、路面店で業務をしていた時も、韓国人観光客の方がiPhoneアプリを使って自分の話したことを日本語に変換して伝えてきてくださったこともありました。

正直、サメの英語文献は専門用語が多く労力がかかるので「日本語に訳してあったほうが楽だな~」なんてぼやくこともあります。

翻訳版や翻訳アプリなどのシステムに頼ることも手段としてはアリだと思います。というか、僕だってよく頼っています。

ですが、特にアプリに関して言えますが、「システムが妥当な翻訳をだしているのかどうか」を見分けられるくらいの英語基礎力は、身に着けたほうがいいと思います。

質が上がったといっても未だに翻訳ツールがあんぽんたんなことが多いので、あんまり使えないというのがまずあります。

ですが、それはあんまり重要ではなく、システムに頼りすぎる姿勢が問題だと僕は考えます。

少し哲学的な話になってしまいますが、不完全な人間が作り出す以上、システムも不完全にならざるを得ません。英語の翻訳機が高度に発達したとしても間違いが起きるでしょう。システムに依存した人間を利用しようとする企みも起きるでしょう。

幼稚な例で申し訳ないですが、英文の「not」一個がシステムエラーにより訳されていなかったらどうなるでしょうか?

あるいは、「翻訳機があれば大丈夫!」と高をくくっていた人間が、異国の地で突然、翻訳機が壊れた状態で災害や戦闘に巻き込まれたらどうでしょうか?

僕はサメをはじめとする動物と人との関り方について考え、時に調べ、体験し、システムに過剰に依存して自分が享受している恩恵の本質や生々しい部分から目を背けると、いつか大変なことが起きるのではないか、と危惧しているのです。英語でも、システムへの過剰依存が着々と進行しているとしたら、英語教育を必要なさそうな人にまで押し付けたり、あるいは「日本人に英語はいらねえ!」と反抗したりするのではなく、違った方向の語学教育が必要になるのかもしれません。

 

【どうやったら英語ができるようになるの】
さあ、やっとこの項目です。

「ここだけが読みたい」という方も読者にはいらっしゃったかもしれません(そんなこと言わずに他も読んでね笑)。

英語教師でもなく、ビジネスの最前線で英語を使っているわけでもない社会学者気取りの若造のハウツーですが、ご参考になれば幸いです。

一応ある程度信憑性があると思っていただくために申し上げますと、高3の4月での僕のセンター試験の英語の点数は100点以下でした。それがこの方法を実践したことにより、受験直前の英語テストで校舎内1位を獲得するまでになり、留学先では学業に加え、体育館いっぱいの現地生徒の前で英語プレゼンを行うまでになりました。

その方法とは、シンプルですが、英語の音読です。

音読だけやれば英語力が伸びるとか、そういう詐欺商材みたいに謳うつもりはありませんが、音読によりかなり違いはでるはずです。

音読することのメリットは沢山ありますが、特に大事なのは左から右に、後ろから戻らず英語を理解する癖をつけることができる、ということです。

英語を訳することばかり考えると、日本語を読むようにスラスラ読めません。英語と日本語では、ほとんどの場合言葉や文の修飾の仕方や動詞の位置が逆なので、訳そうとすると後ろに行ってまた戻って、みたいな無駄の多い方法で読むからです。文を読んでいるというより暗号解読に近い。

サメ社会学者のブログなので、一応サメに関する例文を使いますね(笑)

Sharks, like other aquatic creatures, depend on oxygen dissolved in water.
(サメは、他の水生動物と同様に、水中に溶けている酸素に依存している)※2

理想的な理解の順番は、

「サメは、ように、他の水生動物、依存している、酸素に、それは溶けている、水中に」です。

もちろん、これを頭の中でこんな風な日本語に訳すのではなく、文を読んだ瞬間に、水中に溶けている酸素を取り込んでいるサメのイメージが頭に浮かぶのが理想です。


(こんな感じ?誰か絵の描き方今度教えて・・・)

ですが、訳すことばかりしてきた日本人の頭ではこんな仕方で理解します。

「サメが主語か。で、動詞部分が、[depend on]」だな。えーと、確か『依存する』って意味か。『水中に溶けている酸素に依存する』ってことね。で、[like]以降が副詞節で、『他の水生動物のように』って意味か。つまり、文の意味としては『サメは、他の水生動物と同様に、水中に溶けている酸素に依存している』ってことか」

だいぶ誇張したかもしれませんが、間違いではないでしょう。

別にこれでも読めなくないですが、センター試験、TOEICの問題を時間内に解けるでしょうか。たくさんの資料を読んで解釈し、レポートが書けるでしょうか。無理ですね。絶対に無理です。断言します。無理です。もう一度言います。無理です。絶対に無理です。

さらに言えば、日本語の語順に直さずにスラスラ読む行為は、リスニングで大きく活かされます。また逆も然りで、リスニングの練習を行うことでリーディングもかなり上達します。なぜなら、文が記載されているリーディングと違い、リスニングは文が形に残らないので、聞こえた順番で理解していかないと絶対に追いつけないからです。

リーディングで訳す癖やリスニングで訳そうとしてあたふたするという悩みを解決できるもっとも簡単な練習方法が音読です。音読ではいちいち後ろから戻らずに前からどんどん読んでいくので、英語の語順で文を理解する癖が自然とついていきます。理想としては、ある英文の意味を理解し、その音声を聞きながら目で何度も文を追って発音、トーン、流れ、速さに慣れた後、その文を模範音声をなるべく真似して各文を暗唱できるまで音読してください(※3)。

するとどうなるか?先ほど申し上げたように、英語を左から右に読む癖がつくので、英語の理解がかなり早くなります。そして、例文を自然と暗記するので、文で使われている単語や表現は暗記できるし、その中身を入れ替えれば、スピーキングで自分の言いたいことを伝えられます。何度もネイティブ音声の真似をして音読していると、英語を口に出すときのためらいもあまりないので、スムーズに話せます。

他にも洋楽や映画を使った方法など、話したいことは色々ありますが、長くなるのでひとまずここまで。

僕の英語学習の根幹は、安河内哲也先生の音読メソッドがもとになっているので、英語学習を本気でされる方はぜひ読んでください。

『できる人の英語勉強法』

https://www.amazon.co.jp/%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%81%AE%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E5%8B%89%E5%BC%B7%E6%B3%95-%E5%AE%89%E6%B2%B3%E5%86%85-%E5%93%B2%E4%B9%9F/dp/4806129186/ref=asap_bc?ie=UTF8

安河内先生の本は、これ以外にも沢山あるので、自分に合ったものを見つけてみてください。

また、Facebookで僕と友達の方で英語学習に興味のある方はぜひお声がけください。

僕も最近学び直している最中なので(笑)

————————————————————————-

※1 鈴木康弘 『20代のリアル転職読本』 P117

※2 『The Encyclopedia of Sharks』のp74の一文です。

※3 高等な練習法としてリピーティング、シャドウィングがありますが、難しいので挫折の元です。最初は音読から始めましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です