最高の教育施設? アクアマリンふくしま!!

9月に月100冊読むというちょっと無茶なことを考えて本を読みまくっていたため9月後半は結構大人しくしていましたが、10月初日から行って参りました!!

環境水族館 アクアマリンふくしま!!

100冊読書の中で、中村元さんの『水族館哲学』という本を読み、「命をいただく体験学習施設」というフレーズに興味を持ちまして、弾丸で向かいました。やっぱり読書は実践あってこそですね。

ちなみにこのアクアマリンふくしま、実は中学生の頃に一度訪れていました。ですが、その時は学校行事だったために大して回れず、おまけに当時の記憶ではヘボイ水族館という極めて失礼な印象をもってしまっていたので、そんな水族館が注目を集めていると聞いて気になってはいました。

さて、生き物の紹介ですが、入ってさっそく、サメではないサメたちがお出迎えです。

スポッテッドラットフィッシュ(学名:Hydrolagus colliei)というギンザメの仲間です。

続いてはこちら!

おなじみチョウザメたちです。今回は仙台うみの杜水族館で見たものより大型の個体が展示されていて、思わず「おお、でか!」と言ってしまいました。

よく見ると目が可愛いですね。

さて、サメ自体の数は少ないアクアマリンふくしまですが、ドーム型で開放感のある水族館で、様々な展示を楽しむことができます。

ハイギョの仲間。ハイギョって結構危ないらしいですが、目は可愛いですね。
ドチザメ!!やっとサメ発見と思ったら、2時間くらいずっと同じ場所で寝そべってました(笑)。
大迫力のトド。大きさに圧倒されながらも「これを食べるホホジロってすげえ」と少々不謹慎なことを考えていました(笑)。
オオメンダコ!メンダコに会えるとは思わなかったので結構ビックリしました!

 

館内4周くらいしたのですが、やっぱり板鰓類は少なめでしたね。ただ、一つ一つの展示がすごく綺麗なので、僕は大満足でした。

カラスエイ!上も下も真っ黒な姿で優雅に泳ぐ姿は美しき悪魔とでもいいましょうか。ブラックマンタとはまた違うカッコよさがあります。キハダなどの回遊魚たちに混じってのびのびしてました。

上から太陽光が差し込むので、下から見ると降臨したっぽくてカッコいいです。

 

(動画もアップしたので、観たことないことはぜひ!↓)
https://www.youtube.com/watch?v=7HXUodbJ0Ns

 

さらに、個人的に嬉しかったのはこの二匹!

フトツノザメとアブラツノザメ!!!!

まあ、この2種自体はそこまで珍しくないのですが、たいてい暗い水槽で展示されているので、写真が撮りにくいんですよ。アクアマリンふくしまのフトツノとアブラツノも暗い水槽(タカアシガニがいっぱい)にいるのですが、照明の関係で写真がiPhoneでもきれいに撮れました。おまけに、他の水族館に比べて元気に泳いでくれています。

さて、生き物の展示も素晴らしいアクアマリンふくしまですが、僕がここで本当にいいなと感じたのは、「命をいただく」体験の提供です。

魚を食べることができる水族館は結構あると思うのですが、アクアマリンふくしまでは生きている魚を食べることができます。

釣り堀です。生きているアジを実際に釣って食べることができます。

釣った魚は唐揚げに。一緒に超新鮮なホタテやサザエの炭火焼きを食べることができます。

どちらも文字通り獲れたてなので、尋常じゃなく美味しかったです。

 

生きている生物を自分で捕まえ、殺して食べる経験。残酷という人もいると思います。「水族館は魚を観て楽しむ場所のはず」と感じる人もいると思います。

ですが、僕はこうした経験はアリだと思います。むしろ、アクアマリンふくしまは必要不可欠な経験を提供している最高の教育施設ではないでしょうか。

いちいち言うまでもありませんが、僕たちは他の生き物から栄養を摂取しなければ生きられません。僕たちの食べていく過程の中では、どれだけ美化しようが、どれだけ目を背けようが、ベジタリアンになったり反捕鯨論者になったりして選り好みをしても、必ず死があります

ですが、どれだけの人が日々それを感じることができるでしょう。正直僕でも難しいです。手に入る肉はすでに調理済かパック済。肉そのものが切り身になっているように、僕たちと自然にある命との関りが部分的になってしまっています。

それが必ずしも悪いことではないかもしれない。でも、僕たちの食べているものが生きているものだということを忘れていいのか。僕は忘れるべきではないと思う。そして、忘れている人は時々で良いから思い出すべきだと思う。子供は必ず学ぶべきだと思う。

ちなみに、アクアマリンふくしまではどのように魚をさばくかを見学できて、人数と時間は限られていますが、魚をさばく体験教室もあるみたいです。

体験教室の一コマです。僕は今回参加できなかったので、次こそはチャレンジしたいと思います。

(おばちゃんが僕たちの釣った魚をさばく動画はこちら↓)
https://www.youtube.com/watch?v=F-NfU4KA7Bo

この他にも、アクアマリンふくしまでは展示している魚と同じ魚種を使ったお寿司を食べられるコーナーがあり、漁業関連の情報を紹介する展示があるなど、人間と自然とのかかわりについて伝えていこうという一貫した姿勢がみてとれます。

クラゲを観察しながら寿司が食べられる場所もそうそうないでしょう。

「観る」を通じて楽しめるのが水族館のいいところですが、「食べる」を通じて海との関り、食との関りを勉強、いや体感する水族館。派手なショーはありませんが、僕はアクアマリンふくしまのような水族館にはずっと残っていて欲しいし、もっと多くの人に来て欲しいと思います。

サメがあまりいない水族館をここまで好きになるとは思いませんでした。また必ず訪れて楽しむつもりです。

少しでも僕の記事を読んで興味を持ってくださった方は、ぜひ一度足を運んでみてください!

今回はここまでです。次回もよろしくお願いします!

 

 

【Writer Profile】
自称サメ社会学者Ricky

1992年東京都葛飾区生まれ。早稲田大学国際教養学部卒。
2016年から現在の肩書を使って活動。社会人として普通に働きながら、
サメ関連イベント参加、水族館巡り、水族館ボランティアなどの活動を通して
サメについて学び、サメ、環境、水産、動物倫理などの分野で情報発信を行う。

 

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