『サメがいる水族館を10倍楽しむ方法』12月10日のもうやん文京!授業内容公開!! 

皆さん、どうもRickyです!

12月10日、もうやん文京というイベントで『サメがいる水族館を10倍楽しむ方法』という内容の授業を行いました(めっちゃアップが遅れてすみません・・・)。

以前もブログで少し紹介しましたが、このもうやん文京というイベントは「あなたの当たり前がきっと誰かの役に立つ」というコンセプトで毎回違う分野の講師を呼んで授業をしています。

今回は、3限目の講師として登壇したので、その授業内容を公開します。

なお、今回は『サメのいる水族館を10倍楽しむ方法』と銘打っていますが、水族館で行うサメ活の紹介を通して、サメの生態を解説する内容になっています。また、授業に参加された方のためのおさらいなので、ざっくりとした内容になります。

目次:
【サメとは何か?】
【サメ活① サメの種類を覚えよう】
【サメ活② サメの正面画を撮影しよう】
【サメ活③ 間違った知識を披露する人を白い目で見よう】
【サメ活④ サメの雌雄を見分けよう】
【サメ活⑤ サメの卵を探してみよう】
【サメ活⑥ サメの歯が落ちていないか探してみよう】
【サメ活⑦ お気に入りのサメに名前をつけよう】
【最後に】


【サメとは何か?】

今回はサメに詳しくない方がほとんどだったので、「サメとは何か?」という根本的なところからお話ししました。

まず高校レベルの生物の分類から。生物は界、門、綱、目、科、属、種という段階に分けて分類されます。要は住所みたいなものです。例えばイベント会場を指定する際に東京都→文京区→春日→1丁目・・・、という風に段々と細かくなっていきますよね。それと同じように、生物も大きいグループから小さいグループに分類していき、最小単位の種に分類します。

例えばサメの中で最も有名なホホジロザメを分類する際、下記のような分類になります。

動物界
脊索動物門
軟骨魚綱
(板鰓亜綱)
ネズミザメ目
ネズミザメ科
ホホジロザメ属
ホホジロザメ(→種、Carcharodon carcharias

よく分からないと思ったのでまとめました(笑)。

要するにサメとは、骨格のほとんどが軟骨でできた(5~7対の)鰓が板みたいに外側についている魚と言えるでしょう。

 

【サメ活① サメの種類を覚えよう】
それでは、いよいよ水族館でのサメ活です。まずサメの種類を覚えていきましょう。サメを水族館で見るたびに「あ、サメだ」で済ませては芸がないですからね。

さて、世界にはサメが約500種類以上いると言われています。北海道大学の仲谷一宏先生によれば、9目34科105属509種ですね。

500種類全部覚えるのは難しいですが、9目だけ覚えて、各目の代表選手(水族館で見られるサメ)をまず覚えれば十分だと思います。

授業では写真を写しながら紹介していきましたが、このHPのサメ図鑑ページサメたちをで紹介しているので、ぜひご覧ください。

(サメの分類紹介ページはこちら↓)
shark-ricky.com/species_of_sharks/classification_of_sharks/

(サメ図鑑ページはこちら↓)
shark-ricky.com/species_of_sharks/representatives_of_sharks/

 

【サメ活② サメの正面画を撮影しよう】
これは完全に僕の主観になるのですが、サメの正面画は可愛いというのが僕の持論です。

図鑑でサメの写真を見ると、どうしても全体像を見せようとして横から移す写真が多くなります。正面画というのは実物のサメを見に行かないとなかなか見ることはできません。

水槽の前で結構粘る必要があるかもしれませんが、サメの撮影は正面画をお勧めいたします。

 

【サメ活③ 間違った知識を披露する人を白い目で見よう】
実際には白い目で見ていませんよ(笑)。あくまで紹介の切り口です。
ここでは二つだけ紹介しました。

<ほとんどのサメは人を食べない>
これはもうお馴染みですね。サメよりも蚊、蛇、イヌなどの方が年間多くの人間を殺しています。さらに言えば、500種の中で人を食い殺してしまうようなサメはほんの3、4種類です。サメを見る度見境なく「ジョーズ」と呼ぶのはやめましょうね。

<チョウザメ、コバンザメはサメではない>
こちらもサメ好きではお馴染み。サメは軟骨魚類ですので、コバンザメ、チョウザメのような硬骨魚類とは分類が大きく分かれます。なので、彼らはサメではありません。

 

【サメ活④ サメの雌雄を見分けよう】
魚の雄雌はライオンのように
簡単に見分けることができません。ですが、サメについては一か所を見ればすぐに見分けることができます。サメの雄は、腹鰭にクラスパーと呼ばれるおちんちんがついています。

水族館でサメを見た時は、ぜひ男の子か女の子か見分けてみてください。

 

【サメ活⑤ サメの卵を探してみよう】
さて、生殖関連で続きまして、サメの卵を水族館で探してみましょう。上手に雄雌ペアで飼育をしている水族館や妊娠個体を搬入した水族館であれば、サメの卵が見つかるかもしれません。

サメの卵は種によって卵の大きさも形もバラバラです。水族館によってはすぐ回収されてしまうこともありますが、運が良ければ見れるかもしれません。ぜひ探してみてください!

 

【サメ活⑥ サメの歯が落ちていないか探してみよう】
皆さんは自室を掃除している時に自分の抜け落ちた歯を見つけることはありませんよね(もしあったら病院に行ってくださいね)
。ですが、サメであれば十分にあり得ることです。

サメの歯は一生生え変わり続けます。機能歯という使う用の歯の後ろにいくつもの控えの歯があり、前の歯が抜ける度に奥の歯が出てきて新しく機能するのです。入れ歯いらずの実に羨ましい構造です。

ヒラシュモクザメの顎の標本を後ろから撮影した写真です。控えの歯いくつも並んでいるのが見えます。

歯の解説は授業後にYoutubeでも紹介しているのでぜひご覧ください。

【サメ活⑦ お気に入りのサメに名前をつけよう】 
さて、やや上級者編ですが、お気に入りの
サメがいたら名前を付けてあげましょう。「サメってみんな同じじゃん」とか言わないでくださいね。僕たちに目つきや鼻の形とかで違いがあるように、サメにも個性がありますよ。

こちらはアクアワールド大洗水族館に掲示されているシロワニ個体識別表です。吻先の形、鰭の形、傷、雌雄など様々な特徴で個体識別を行っています。

こうした個体識別は水族館においてはサメの健康管理を行ううえでとても大切な取り組みです。また、フィールドで野生のサメを調査する際も、模様のパターンや傷から個体を識別し、繁殖などについてデータを集めていくことが重要になってきます。サメにもいろいろな表情があるということと、こうした個体の識別が研究にも役立っているということを覚えて頂けると幸いです。

【最後に】
授業では最初と最後に放した内容ですが、ここでまとめます。

僕が定義する水族館というのは、自然というコントロール不可能なものを部分的に切り取ってどうにかコントロール内に収めて、「海の生き物を観たい」という目的を満たすためのシステムです。完全な自然には遠く及びませんが、自然と切り離されてしまった僕たちを部分的に自然とつないでくれる役割があります。役割を持って欲しいと言う僕の願望かもしれませんが。

僕たちが「魚が美味しい」とか「海が綺麗だ」と言って楽しむことができるのは海が健康だからです。都会に住んでいると僕たちの生活の根底に何があるのか忘れがちになりますが、水族館に行った際は、少しでも思い出して欲しいと思っています。

また、思い出すだけでなく、常に発信するアクションをしていきたいと思った方がいれば、ぜひ一緒に取り組んでいきたいです。

最後までありがとうございました。プレゼンや登壇のご依頼お待ちしております。引き続きよろしくお願い致します。

【Writer Profile】
自称サメ社会学者Ricky

1992年東京都葛飾区生まれ。早稲田大学国際教養学部卒。
2016年から現在の肩書を使って活動。社会人として普通に働きながら、サメ関連イベント参加、水族館巡り、水族館ボランティアなどの活動を通してサメについて学び、サメ、環境、水産、動物倫理などの分野で情報発信を行う。

Youtubeでの動画配信や、第3回ソーシャルドリームコンテスト、もうやん文京などプレゼンイベントで登壇。今後、書籍の出版など活動の幅を広げていく予定。

 

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