サンシャイン水族館にゾウギンザメが!貴重な食事シーンも!

ミツクリザメを求めえのすいへ、アオザメを求めスマスイへ、レアなサメを求めてどこへでも飛んでいく僕ですが、今回厳密にはサメではないけども超レアな生物を見に行きました!

しかも場所は東京の池袋にあるサンシャイン水族館(近っ!)。ここに、つい先日の3月15日、ゾウギンザメ(学名:Callorhinchus miliiが仲間入りしました!

サンシャイン水族館には冷たい水温、暗い環境に住むサメや魚たちを展示する水槽があるのですが、そこが改装されてゾウギンザメ用になっていました。

ちなみに、展示を前にした人が「サメがいる」とか「変なサメ」とか連呼していて、中には「雑巾ザメ」などと言い出す人もいて僕は腰を抜かしそうになりましたが、ゾウギンザメを含めギンザメはサメではありません。

以前ギンザメ勉強会の時の記事でも紹介しましたが、ギンザメは軟骨魚綱という骨格のほとんどが軟骨でできている生物で、サメやエイに近い仲間です。しかし、サメやエイが板鰓亜綱、ギンザメは全頭亜綱というそれぞれ異なるグループに分類されます。わかりやすい特徴で言えば、鰓の形状がサメと違う、継ぎはぎみたいに目立つ側線、第一背鰭の巨大な棘などが一般のサメとの違いになります。一方で、クラスパーという交尾器を使った体内受精で生殖するという共通点もあります。

 

背鰭の棘が大きい

また、ギンザメの仲間である全頭亜綱の生物たちは、サメの祖先と同じくデボン紀~石炭紀(超アバウトに言えば4~3億年くらい前)あたりに登場したらしいのですが、ギンザメ以外の仲間は絶滅してしまったようです。

また、2014年に発表された論文によれば、ゾウギンザメは「生きた化石」と称されるシーラカンスよりも進化の進みが遅いことがゲノム解析によって明らかになったそうです。

ちなみに、グルグルの顎でお馴染みの人気古代生物、ヘリコプリオン(Helicoprionもサメではなく全頭亜綱だったのではと言われています。

そんなギンザメの仲間の中でもなかなか見れないゾウギンザメが元気に泳ぐ姿をたっぷり堪能し、貴重な食事シーンも見ることができました!

こういう激レア生物の展示は元々個体が弱っていたり、餌付くことがなく死んでしまったりして早めに終わってしまうことが多いのですが、ゾウギンザメたちは見る限り結構元気そうだったので、このまま長生きしてほしいなどと思います。

食事シーンなどを解説付きの動画にまとめたので、ぜひ見てみてください!

【Writer Profile】



サメ社会学者Ricky

1992年東京都葛飾区生まれ。早稲田大学国際教養学部卒。アメリカ合衆国ポートランド州立大学へ留学。2016年から現在の肩書を使って活動。社会人として働きながら、サメや環境問題などについて情報発信を行なっている。水族館ボランティアとしても活動。主な発信分野はサメの生態、水産業、動物倫理、進化生物学など。

Youtubeでの動画配信や、第3回ソーシャルドリームコンテスト、もうやん文京などプレゼン・レクチャーイベントで登壇。今後、書籍の出版など活動の幅を広げていく予定。

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