3月舘山サメ合宿!ヨシキリザメの頭骨標本製作に挑戦!

3月終わり。まだ肌寒い海風が吹く中サメ好きが集まりました。

シャークジャーナリスト沼口麻子さん主催の舘山サメ合宿!

今回はひたすらサメの標本を作る部活のような会でしたが、僕はコチラに挑戦しました!

ヨシキリザメです!

ヨシキリザメ(学名:Prionace glauca)は外洋性のサメの中で最も多く水揚げされるサメの一種です。一般的なフカヒレは大抵この子のヒレが使われています。

生きているときの背中側の色が綺麗な青みを帯びた色をしていて、世界で最も美しいサメとも言われるヨシキリザメですが、今回は骨だけになってもらいました。

途中経過

ヨシキリザメは上顎歯が肉を切り裂く鋸歯になっていて下顎歯も鋭いため、作業時に出血必須です。おまけに乾燥時に歪みやすいらしく、難易度が高いそうですが、なんとか終えることができました。

今回は目玉も残した初の頭骨標本です!現在乾燥中なので、完成したら動画などでお披露目します。

ちなみに、ヨシキリザメの鰓に鰓耙(さいは)があるという噂を以前耳にしたので、今回の標本製作中に確認してみました。鰓耙とは、食べた小さい獲物をこしとるために鰓についているものです。サメだとジンベエザメやウバザメなどプランクトンを主食にするサメについています。

そして気になるヨシキリザメの鰓がコチラ。

たしかに鰓の内側に突起物はありますが、とても小さなプランクトンを濾しとれる代物には見えませんね・・・。

 

この他にも今回の合宿では珍しいものを見ることができました!

切断したマオナガの断面。黒っぽく見えるのが血合いです。

この血合いの位置でマオナガ(学名:Alopias vulpinus)とニタリ(学名:Alopias pelagicus)を見分けることができるそうです。

3~4級の巨大なアカシュモクザメの頭とその中にあった脳みそ

 

奇形のナヌカザメ。生まれた時からか成長して悪化したのか、背中が異様に曲がっています。

 

ギンザメの雄のフロンタルクラスパー。生殖の時に使うと思われる謎の器官。

ちなみに、僕が標本を作ったわけではないですが、推しザメの一種であるエドアブラザメも見ることができました!!

飼育が難しくダイビングで会うこともできないサメなのでいつも会うときは死んでしまった個体ばかりですが、やっぱりこの顔は可愛い・・。この顔で歯が独特の尖り方をしていて鋭いというのも萌えポイントです。いつか生きている姿が見れるでしょうか・・・。

舘山サメ合宿と言えば、おいしいご飯も毎回の楽しみです!今回はサカタザメとカスザメの刺身をいただきました!

カスザメの刺身。歯ごたえがあって僕好みのご馳走でした!

 

 

あげきれないので写真はこの辺で!見たい方はTwitterフォローしてくれれば割とうしているのでぜひ!マオナガの頭骨も製作途中なので、ヨシキリザメと合わせて完成したらお見せしますね!

今年の4分の1がさっそく過ぎてしまいましたが、まだまだサメ活頑張りますので、よろしくお願いします!

 

 

【Writer Profile】



サメ社会学者Ricky

1992年東京都葛飾区生まれ。早稲田大学国際教養学部卒。アメリカ合衆国ポートランド州立大学へ留学。2016年から現在の肩書を使って活動。社会人として働きながら、サメや環境問題などについて情報発信を行なっている。水族館ボランティアとしても活動。主な発信分野はサメの生態、水産業、動物倫理、進化生物学など。

Youtubeでの動画配信や、第3回ソーシャルドリームコンテスト、もうやん文京などプレゼン・レクチャーイベントで登壇。今後、書籍の出版など活動の幅を広げていく予定。

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shark.sociology.ricky@gmail.com

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