久しぶりのアクアパーク品川!待ちに待った水族館

おはヨシキリザメ!サメ社会学者Rickyです!

新型コロナウイルス対策で臨時休館していた水族館が6月になって少しずつ復活し始めましたね。

今回は開館したマクセルアクアパーク品川に久しぶりに行ってきました!久しぶりの水族館なこともあり生き物を紹介していきます!

岩の上にチョコンとのっているこの魚はホシゴンベ(Paracirrhites forsteri といいます。

この子を含むゴンべ科の仲間は他の魚と違って鰾(うきぶくろ)がなく、こんな風に岩とかサンゴの上にいることが多いです。この様子が周りを見渡す鷹みたいなので「hawkfish」と呼ばれます。結構可愛いんですよね。

ホシゴンべはそんなゴンべ科の中でも大きめで、20cmくらいにまでなることがあります。

特徴としては顔の周りにある赤い斑点です。これが星のようだということでホシゴンべと名付けられました(星ではなくでニキビみたいというツッコミはなしでお願いします笑)

このホシゴンベは体の色も綺麗ですが、実はこの色はかなり個体差があって、全然違う色をしていることがあります。

魚って模様は見分けのポイントになりますが色合いとかは結構当てにならない時もあるので要注意です。

 

 

さあお待ちかね!我らがアイドル、マモンツキテンジクザメ(Hemiscyllium ocellatumです!

今回は岩の下からほんとど出てきませんでしたが、この時点ですでに可愛いですね。

マモンツキテンジクザメは英語でエポーレットシャークと呼ばれますが、どちらの名前も黒い大きな模様が由来です。この模様は本物の目よりも目立つことで敵を驚かせたり目を守るような役割があるとされています。確かにこうやって岩に潜んでいるのをパって見ると巨大な目だと思ってビックリするかもしれないです。

 

 

こちらはネムリブカ(Triaenodon obesusというサメです。この子は名前の通り眠るようにじっとしていることが多いサメで、野生では夜になると活発に動き回ります。

今回少しでも「密」を避けるために人が少なそうな時間帯を狙って行ったのですが、運よく泳ぎ回る姿を見ることができました。結構奥の方で動かないことが多いので、ラッキーでした笑。

 

 

こちらはハナミノカサゴ(Pterois volitansという魚です。ミノカサゴという名前も見た目もよく似た魚がいますが、ハナミノカサゴはお腹側にも縞模様がある、背鰭・臀鰭(しりびれ)・尾鰭の軟条(団扇だとしたら骨みたいな部分)に黒い斑点が沢山あるなどの違いで見分けることが可能です。

非常に綺麗な見た目ですが、背鰭の棘に毒を持っているので、ダイビングや釣りで出会ったら注意が必要です。

このハナミノカサゴ、日本では伊豆や九州など広く分布しているメジャーな魚ですが、実は大西洋側では侵略的外来種として問題になっています。

もともと大西洋やカリブ海、バミューダなどに生息していなかったハナミノカサゴが熱帯魚飼育者によって捨てられるなどして移入されてしまいました。2000年代に入り数を増やして分布域を拡大し、サンゴ礁の在来種を捕食してしまう、ちょうど日本の河川におけるブラックバスのような被害をもたらしています。

ちなみに、英語の記事などでは「Lionfish」と書いてあり、この名前はミノカサゴを指す場合がありますが、駆除の様子などを撮影した映像を見るとほとんどがハナミノカサゴでした。

侵略的外来種としてのハナミノカサゴについては下記のような記事があります↓

ハナミノカサゴは日本では在来種ですが。別の海域では「天敵がいない・「周りの生物がすぐに適応できない」などの理由で壊滅的な影響を及ぼす危険があります。何度でも言いますが、飼育しているペットを外に放つことは絶対にやめましょう。

なお、外来種問題については以前に解説しているので興味がある方はぜひこちらもご参照ください。

 

 

お次はサラサハタ(Cromileptes altivelisです!

この子はまだ手のひらに乗せられるくらいのサイズですが、大きくなると40cm以上になるハタの仲間です。成魚はもう少し厳ついんですけど、小さいときはこんな風に可愛らしい顔をしています。

頭から背鰭にかけて急に盛り上がる独特の体形と、白い体に黒の斑点模様という、お洒落な模様が特徴です。この模様にちなんで、英語だとPanther grouper(ヒョウハタ)と呼ばれます。

模様が可愛いサラサハタですが、胸鰭と尾鰭をひらひらさせて泳ぐ姿もチャームポイントです。硬骨魚類の中では割と推しだったりします。普通に泳ぐこともできますが、その姿も個人的に優雅に見えるのでお気に入りです。

 

 

こちらは激レア生物ドワーフソーフィッシュ(Pristis clavataです。

ソーフィッシュというのはそのまま言えば「ノコギリの魚」という意味ですが、ノコギリエイを指します。

ノコギリエイの仲間は世界に5種ほど知られていますが、このドワーフソーフィッシュはその中でも最小で、世界でもここ以外では恐らく展示されていない超希少なエイです。

ちなみに、この魚を見る人が自信満々に「ノコギリザメ」って呼ぶ人がいますが、これはエイの仲間です。もう一回言います、エイの仲間です。

上の写真がちょうど分かりやすいですが、お腹側に切れ込みみたいなエラ孔が並んでいます。これがサメではなくエイである証です。

ちなみに同じトンネル水槽内にグリーンソーフィッシュという別種のノコギリエイもいます。グリーンソーフィッシュの方が大型なのでそれで見分けてもいいのですが、ドワーフソーフィッシュのノコギリの棘は割と均等な間隔で並んでいるというマニアックな見分けポイントもあります(グリーンソーフィッシュの方は吻の根本にいくにしたがって棘と棘の間が若干広くなっています)。

ちなみに、エイなのにサメと勘違いされる魚がもう一種います。

シノノメサカタザメ(Rhina ancylostomaです。ただ、この子の場合は和名が「サメ」となっているので余計に紛らわしいですね。この写真だと若干見えにくいですが、ちゃんとお腹側にエラ孔があるのでエイの仲間です。

 

 

今回はここまでです!YouTube動画の方ではこの記事で紹介していない生き物も解説しているので、こちらもぜひよろしくお願いいたします!

コロナに気を付けながらではありますが、引き続き水族館の紹介を頑張ります!

 

【Writer Profile】

サメ社会学者Ricky

1992年東京都葛飾区生まれ。早稲田大学国際教養学部卒。アメリカ合衆国ポートランド州立大学へ留学。

社会人として働きながら、サメの生態や環境問題などについて情報発信。主な発信分野はサメの生態、水産業、動物倫理、進化など。

本HP『World of Sharks』での運営のほか、YouTube動画配信、トーク・プレゼンイベント登壇、水族館ボランティアなどで活動。

メールでのお問い合わせ、質問などはコチラ!
shark.sociology.ricky@gmail.com

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です