あわしまマリンパークの生き物たちを紹介!

先日、静岡での用事ついでに沼津港深海水族館に立ち寄ったという記事を更新しましたが、実はその足でさらにこちらにも来ていました!

あわしまマリンパークです!

あわしまマリンパークは無人島である淡島に作られた水族館で、魚を展示する水族館やカエル館などの複数の施設を楽しむことができます。

『ラブライブ!サンシャイン!!』のキャラクターがデザインされた連絡船で淡島に向かいます。沼津はこのアニメの舞台なので、深海魚以上の頻度で彼女たちに出会うことになります。

沼津港で食べた深海サメバーガーのお店にて。サメ×ラブライブ。

 

 

さて、あわしまマリンパークはこじんまりとした小さめの水族館です。名古屋港や海遊館みたいな派手さはないですが、手作りの解説イラストや可愛い幼魚たちなど、色々見どころがありました!

 

一見すると枯れ葉のように見えますが、よく見ると目や尾鰭があるのが分かると思います。ナンヨウツバメウオ(Platax orbicularis)という魚の幼魚です。

成魚はもう少し円盤みたいな見た目ですが、小さい頃はこのような見た目で波に漂い、捕食者の目を欺きます。

ナンヨウツバメは本来もっと南の海に生息する魚ですが、黒潮に流されて静岡や千葉の海まで幼魚が来てしまうことがあります。

そのまま生き残って成長すれば分布域の拡大につながりますが、残念ながらこの子たちは冬の冷たい水温に耐えることができず死んでしまいます。このように流れては来るが冬を越せずに死んでしまう魚たちを死滅回遊魚と呼びます。

夏に静岡や千葉の海を訪れる際は、ぜひ海をのぞいてみてください。もしかしたら枯れ葉の中にこの子たちが混じっているかもしれません。

 

 

お次はこちら!タカノハダイ(Goniistius zonatus)のチビちゃんです!

体は縞模様で尾鰭は斑点模様、なかなかにお洒落な魚ですね(人間のファッションで実践したら「柄がうるさい」と酷評されそうですが笑)。

タカノハダイ自体は磯の代表的な魚で数多くの水族館で見ることができますが、だいたい20~30cm前後の個体で、小さい子は観るのが初めてでした。なかなかに可愛いですね。

タカノハダイはあまり注目されませんが、模様はカクレクマノミに匹敵するほど特徴的で、魚マニア勢から人気が高い魚です。

ディズニー関係者の皆様、ぜひ次回作ではタカノハダイにスポットライトを当ててみてはいかがでしょうか。

 

 

 

この子はクルマダイ(Pristigenys niphonia)です。こちらもお洒落模様なチビちゃんですね。クルマダイにはいつくか種類がいますが、本種は背鰭、臀鰭、尾鰭の後ろ端が黒くないこと、体の白い模様が綺麗な縞模様であることから区別できます。

クルマダイは背鰭の棘がカッコよくて個人的に好きな魚の一種です。

 

 

こちらはスベスベマンジュウガニ(Atergatis floridus)です。美味しそうな名前ですが、絶対に食べてはいけません。

スベスベマンジュウガニはフグ毒として有名なテトロドトキシンをはじめ、サキシトキシンや麻痺性貝毒などの猛毒を外骨格や筋肉に持っています。

これらの毒は生息地域や個体差で成分や強弱が変わるようですが、致死量をはるかに超える量を持っていることがあり、熱を加えても解毒できません。

一般に食用にされるズワイガニなどと比べると非常に小さいカニなので、わざわざ食べようと思う人は少ないと思いますが、子供が遊ぶような潮だまりにいることもあるので注意が必要です。どうせならもっとまずそうな名前にして欲しかったです・・・(モウドクマンジュウガニとか)。

ちなみに、写真の個体は紫がかった色をしていますが、赤褐色や茶色など色のバリエーションも豊富で、ハサミの先が黒いのも必ずそうと言うわけではないです。

 

 

ちなみに、淡島マリンパークでは自然の海につくった生け簀でのイルカショーやウミガメへの餌やり体験など、面白いイベントに参加することができます。

夏の風物詩、流しそうめんならぬ「流しアジ」です笑。

アジがすべっていく途中でパクパク食べちゃうペンギン、最期まで流れてくるものを待っているペンギンなど、ペンギンごとの個性(?)が垣間見えて面白かったです。

さらに、あわしまマリンパークには世界中のカエルを集めたカエル館があります。

ちょっとふてぶてしい顔のベルツノガエル笑。

子供の頃、ヌメヌメしていて急に飛びついてくるカエルたちが苦手でしたが、ベルツノガエルは『どうぶつ奇想天外』で紹介されていたのを観たせいか、なんとなく愛着がありました。

 

あわしまマリンパークは小さい水族館ですが、なかなかに興味深い生物たちに会うことができます。沼津にお立ち寄りの際はぜひ遊びに行ってみてください。

 

 

【Writer Profile】

サメ社会学者Ricky

1992年東京都葛飾区生まれ。早稲田大学国際教養学部卒。アメリカ合衆国ポートランド州立大学へ留学。

サメをはじめとする海洋生物の生態や環境問題などについて発信活動を展開。

本HP『World of Sharks』での運営のほか、YouTube動画配信、トーク・プレゼンイベント登壇も行い、サメ解説のライターとしても活動。水族館ボランティアの経験あり。

メールでのお問い合わせ、質問などはコチラ!
shark.sociology.ricky@gmail.com

 

 

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