サメの仲間の分類

【体のパーツで見分けるサメの分類】
サメそのものの分類方法について見ていきましょう。

サメの種分類は時々論争の的になるようです。新種だと思ったら、
少しだけ特徴が違う同じ種だと修正されたりしています。正確な種数については図鑑などでも意見が割れたりぼかしていることが多いですが、だいたい500種類くらい現在確認されているというのは間違いないです。

ここでは、日本板鰓類研究会会長の仲谷一宏先生が出版された『サメー海の王者たちー』(改訂版)に従い、9目34科105属509種類とします(p17)。

動物の分類についてかなり大雑把に説明すると、目→科→属→種の順番に細かくなります。

何が「種」なのかというのは、哲学的な問題にまでいきそうですが、一般には「両者の交配によって稔性のある子孫を産することができる」という定義が一般的に使われています(日本生態学会, 2012, p30)。「稔性」とは、平たく言えば生殖能力のことです。

一般に世間から見て「サメ」と呼ばれている形状のものはメジロザメの仲間です。サメに少し詳しくなると有名な種の違いが分かるようになってきますが、
有名な種は一属一種のものが多いです(例:ジンベイザメ、ホホジロザメ)。

実際のサメの種の分類は専門家でも難しいレベルなので、ここでは大きなグループ、「目」の分類を行います(ちなみに、サメの学名や分類についてはこちらの記事をご参照ください 【サメ談話会参加! 学名勉強会】)。

ツマグロの子供

まず、「しりビレがあるかどうか」で大きく二分できます。一応写真で示すと、この部分です。

サメの詳しい体の特徴については別ページで説明しますね。

さて、しりビレ基準で二つに分けたグループを表にまとめると下記のようになります。

サメは大きく分けるとこの9目に分類されます。

一見かなり個性的なジンベイザメやシュモクザメ、誰もが名前を知るホホジロザメも、全部この中のどこかに分類されます。

ジンベイザメ→テンジクザメ目、ジンベイザメ科、ジンベイザメ属
シュモクザメ→メジロザメ目、シュモクザメ科、シュモクザメ属
ホホジロザメ→ネズミザメ目、ネズミザメ科、ホホジロザメ属

細かい種の分類法などについてはここでは触れませんが、さらに細かくサメの種類を覚えたい方は、下記リストをぜひご参照ください。

《サメ暗記リストのダウンロードは下記をクリック↓》
https://dl.dropboxusercontent.com/u/65523090/%E3%82%B5%E3%83%A1%E6%9A%97%E8%A8%98%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88.pdf

※本リストは『サメー海の王者たちー』(改訂版)から抜粋しています。
※和名がついている種に限定してリストアップしております。
※スペルミスなどを見つけた場合は、至急修正致しますので、
ご連絡をお願いいたします。

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【参考文献】
仲谷, .一宏 (2016). サメ -海の王者たちー 改訂版 (Vol. 1). 千代田区, 東京都: ブックマン社.
日本生態学会. (2012). 生態学入門 (Vol. 2). 文京区, 東京都: 東京化学同人.