ヒゲツノザメ (Cirrhigaleus barbifer)

和名:ヒゲツノザメ
学名:Cirrhigaleus barbifer
英名:Mandarin dogfish
分類:ツノザメ目ツノザメ科ヒゲツノザメ属
CITES:記載なし
生殖方法:卵黄依存型胎生
飼育難易度:★★★★☆☆(水族館で飼育可 )
見れる場所(野生):日本南部・沖縄、ニュージーランドの太平洋西部
見れる場所(飼育):鳥羽水族館、美ら海水族館、下田海中水族館

【特徴】
ツノザメ目のサメは区別するのが大変なこともありますが、実に分かりやすい、そして可愛い特徴を持つのがこのヒゲツノザメです。最大体長は1.2mほどの小型のサメで、ツノザメ目特有のツノが第一・第二背鰭の前についています(写真素材のヒゲツノザメは第一背鰭の棘が折れちゃっています)。

チャームポイントのヒゲは感覚器官であり、触れたものや化学物質、水流などを感じ取ると言われています。

正面から見たヒゲツノザメ。可愛い!!

 

【生態・行動など】
ヒゲツノザメは水深150~600mの大陸棚や大陸斜面に生息しています。何を食べて暮らしているかははっきりと分かっていませんが、魚やカニ、頭足類を食べていると言われています。

生殖方法は卵黄依存型の胎生で10匹ほどの子供を産みます。寿命ははっきりとは分かっていませんが、鳥羽水族館で飼育されているヒゲツノザメが27年以上(2018年5月現在)生きていることを考えれば、それなりに長生きするサメであることは間違いないでしょう。

ツノザメ目のアブラツノザメ(学名:Squalus suckleyi)は40年以上、長ければ70年以上生きるとも言われており、近年400歳以上生きるのではと話題になったニシオンデンザメ(学名:Somniosus microcephalus)もツノザメ目ですので、鳥羽水族館のヒゲツノザメにも長生きしてもらいたいものです。

 

【人間との関り】
ヒゲツノザメはあまり市場に出回ることはないようですが、時折、深海生物を対象にした漁で混獲されることがあるようです。個体数などのが現状が分かっておらず、謎の多いサメです。

【チャームポイント】
ヒゲツノザメのチャームポイントは見分けるうえでも大事なそのヒゲでしょう。しかし、ツノザメ目ツノザメ科のサメ特有の黒目が大きい目も、ヒゲと相まってヒゲツノザメの魅力を引き立てているように思えます。

この顔、何とも言えない魅力があると思いませんか?

【その他紹介】
ヒゲツノザメ属のサメは実は3種確認されていますが、そのうちの一種、Roughskin spurdog (学名:Cirrhigaleus asper)にはヒゲがないようです。

 

【サイト内関連記事】

【参考文献】
田中彰 『美しき捕食者 サメ図鑑』2016年 p101
仲谷一宏 『サメ ー海の王者たちー 改訂版』2016年 p20
森滝丈也 『ヒゲツノザメさん』(鳥羽水族館ブログ) 2018年5月23日

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