サメ映画はネタやB級だけじゃない!普通に怖くて面白い正統派サメ映画を紹介!

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おはヨシキリザメ!サメ社会学者Rickyです!

以前の記事でサメ映画の原点にして頂点『ジョーズ』を解説したのですが、今回は『ジョーズ』以外のサメ映画たちを紹介していきます!

ただ、サメ映画好きの方はもうご存知だと思うのですが、サメ映画って世間で知られている以上にとんでもない数があります。

今回はその中でも正統派サメ映画に絞って紹介します!

普通にハラハラする映画を観たい気分の方、ちゃんとしたホラー映画を友達や恋人と楽しみたい方におすすめできるサメ映画を解説していきますので宜しくお願いします(重要部分のネタバレはしていないのでご安心ください)!

【ディープ・ブルー】

ディープブルーは1999年に公開されたレニー・ハーリン監督の作品です。

■■■あらすじ■■■
アルツハイマー病の特効薬を作ろうとするスーザン率いる科学者チームは、大手製薬会社の出資を受けて、海軍基地を改造した研究施設でアオザメを使った実験をしていました。

実験では結果を出すことに成功しますが、副作用で脳組織が大きくなったサメたちは高度な知能を獲得していました。共同で狩りをし、銃を武器だと認識するほどに頭の良くなったサメたちは暴走を始め、偶然やってきたハリケーンの影響もあって施設は破壊されてしまいます。浸水する施設内で、高度な知能を持つサメと人間のデスゲームがはじまる・・・。
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ジョーズに並んで人気かつ有名な作品がこのディープブルーですね。

研究施設内という閉鎖的な環境でサメに追い回されて八つ裂きにされるという恐怖がよく描かれていて、クライマックスになっても「あれ、この人死んじゃうの?」とか「お前がそこで活躍するの?」という展開があり、最後まで楽しめる作品です。

この記事を書いている時点から20年近く前の作品ですが、サメのCGやアニマトロニクスもよくできていて、今見ても見劣りしないクオリティに仕上がっています。

ただ、サメ好きとして文句を入れるのであれば、この施設にはアオザメ以外にもイタチザメが登場するんですが、イタチザメという設定で出てくるサメが、ただ単にアオザメに縞模様をつけてそれっぽい色にしただけのサメになっています。アオザメの方は実物より目が小さいこと以外はそこまでツッコミどころがないのに、このイタチザメは非常に残念です・・・。

あと、ついでにマジレスをしてしまうと、なんでこの人たちはアオザメを実験に使うんだろうってのは思いますね。

アオザメは外洋性、つまり広い海を泳ぎ回るサメなので閉鎖的な施設での飼育に向いておらず長期飼育実績もありません。しかも大型で全長3mほどに成長し、泳ぐスピードもトップクラスと言われているので、なぜこんな飼育しにくいサメを実験対象にしたのか謎で仕方がないです。

まあ、そういう細かいツッコミどころはありますが、監督が『ダイハード2』や『クリフハンガー』を手がけたハーリン監督ということもあって、サメ好きとか関係なく楽しめると思います。

作中に出てくる車のナンバープレートの番号がジョーズでサメの胃袋から出てきたものと同じという妙に凝った演出もされているのもポイントです。

 

【ロストバケーション】

ロストバケーションは2016年に公開されたジャウム・コレット・セラ監督の作品です。

■■■あらすじ■■■
今は亡き母親が教えてくれた秘密のビーチで休暇を楽しんでいた医学生のナンシーは、サーフィンを楽しんでいる最中、突然1匹のホホジロザメに襲われます。

ナンシーはかろうじて逃げることができましたが、彼女が泳ぎついたのは翌日には潮が満ちて沈んでしまう岩礁の上でした。

ビーチはすぐ目の前、でも海にはサメ、助けは来ない、やがてこの場所も海に沈む・・・。絶望的な状況の中でナンシーは生き残ることができるのか・・・・!?
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本作の特徴としては、ある意味ディープブルーよりも閉鎖的な場所で物語が展開する、いわゆる「ソリッドシチュエーション」的な作品だということです。

登場人物も非常に少なく基本的に同じ場所で話が進んでいくのですが、そのサメと美女の一進一退のタイマンバトルの中にいろんなストーリー展開があって面白い!という、最近のサメ映画の中ではかなり評価が高い映画です。

主演のブレイク・ライブリーさんが美人でカッコよく、物語の序盤でサメが登場するのでテンポも良い、サメが最初に登場するシーンもいい感じに恐怖が引き立つ演出がされている、などなど色々な魅力を兼ね備えた作品だと思います。

武器も助けもない状況なので、サメとどう戦うのか、そもそも戦えるのか、ナンシー生き残れるのか、という先が読めない展開も注目です。

また、登場するホホジロザメのCGもかなりリアルにできています。

『ジョーズ』のホホジロザメは当時としては素晴らしい出来だと思うのですが、やはり時代が時代なので明らかに作り物という見た目をしています。

ただ、『ロストバケーション』のホホジロザメはちゃんとホホジロザメになっています。しかも、死んだクジラを貪る場面があったり、獲物を襲う瞬間に目がひっくり返って白目になるなど、行動の部分でも再現度が高いです。

強いてツッコミを入れるなら、食欲旺盛すぎるところですね。

先ほども言った通りクジラの腐肉を食べるシーンがあるのですが、それを食べた上で主人公に襲いかかり、他の人間も食べて、さらにまた主人公を襲っているので、殺意に満ち溢れすぎな気がします。「クジラのでっかい肉の塊あるからわざわざ骨張った人間食べなくても良くない?」というのは思いましたね。

そういうツッコミどころはありますが、近年稀に見る良作サメ映画ですので、まだ見ていないという方はぜひ見てみてください!

 

【海底47m】

海底47mは、2017年に公開されたヨハネス・ロバーツ監督のサメ映画です。

■■■あらすじ■■■
メキシコで休暇を過ごしていたリサとケイトの姉妹は、海に沈めた檻の周りにサメを誘き寄せて鑑賞するケージダイブに誘われます。

間近でホホジロザメを鑑賞して興奮する2人でしたが、檻を吊るしていたワイヤーが切れてしまい、一気に海底47mまで沈んでしまいます。

無線が通じず、周りにはサメ、しかしボンベに残された空気は無情にも減っていく。果たして2人は生還することができるのか・・・。
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本作も先程のロストバケーションと同じく、基本的に一つの場所で物語が展開するソリッドシチュエーション的な作品になっていますが、海底に取り残されてボンベの酸素が減っていくという展開は、沈みゆく小島にいるよりも絶望感があります。

全体的にCG感が強い水中映像ですが、ホホジロザメ自体はかなりリアルに再現されていて、暗い水中からいきなり現れたりするので、割とホラー要素の強い作品になっています。

作中で出てくるケージダイブそのものはメキシコやオーストラリアなどいろいろな場所で行われているのですが、実際に檻が落ちたらと思うと恐怖でしかないですね。

檻の隙間が大きすぎたりしてサメが檻の中に入ってくるなんてアクシデントは実際に起こっていますが、檻が海底に落っこちてしまったというケースは聞いたことがないです。というより、そんなことが本当にあったらサメに関係なく二度と戻ってこれない気がして考えたくもないです。

また、この作品はラストシーンが独特なのも特徴です。詳細は言わないですが、サメ映画では珍しいオチが待っていたりするので、賛否はあるかもしれませんが新鮮な気分が味わえると思います。

ちなみに、この『海底47m』の続編である『海底47m 古代マヤの死の迷宮』の劇場パンフレットの一部を執筆させていただきました。

こちらは原題に「Uncaged」と入っている通り、ケージの中ではなく、古代マヤの水中遺跡でサメに襲われるという展開なのですが、一作目と同様に緊張感と恐怖が詰まった作品になっているので、ぜひ両方見ていただけると嬉しいです。

 

 

【MEG・ザ・モンスター】

MEG・ザ・モンスターは2018年に公開されたジョン・タートルトーブ監督の米国・中国合同制作映画です。

■■■あらすじ■■■
マリアナ海溝よりさらに深い未知の深海領域を調査していた潜水艦が、謎の巨大生物に襲われます。

深海に取り残された彼らを救うべく、かつてレスキューミッション中に巨大生物に襲われた経験のあるダイバー、ジョナスが救出に向かいますが、彼らの前に200万年前に絶滅したはずの巨大ザメ、メガロドンが現れる・・・!
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サメ映画で人を襲うのは『ジョーズ』にも登場したホホジロザメが多いですが、今回のサメはその3倍近くあったとされる古代ザメ、メガロドンです。

サメが人を食い散らかすのがサメ映画の醍醐味ですが、もはや食うというより飲むってサイズですね。クジラを食いちぎったり、船をぶっ壊したり、海水浴客をまとめて踊り食いしたり、メガロドンならではのスケールのデカいサメ映画になっています。

ちなみに、この『MEG・ザ・モンスター』には原作小説があります。

小説だと、メガロドン捕獲作戦が展開されたり、日本の研究機関やメガロドンを使って金儲けをしようとする連中が現れたりと色々なドラマがあるのですが、映画版だと「でっかいサメがでた!とにかくぶっ殺せ!」みたいな単純明快なストーリーになっています。

個人的には小説も味があって、それなりにサメのこと調べて書いているんだろうなって伝わってくる描写も多々あったので結構気に入っていたりするのですが、「とにかくド派手で怪物が暴れるところを見たい!」または「とにかくジェイソン・ステイサムが見たい!」という人は映画を楽しんでください笑

また、この『MEG ザ・モンスター』について「中国色が強い」という批判をたまに聞きますが、個人的には「だから?」って感じです。

ヒロイン役のリー・ビンビンさんがめちゃめちゃ美人だし、僕は隣国を嫌えば愛国者になれると勘違いしているオッパラパーではないので、この件に関しては不満はないです。

中国色と言えば、サメを捕まえてフカヒレ用にヒレだけ切ってサメを捨てるフィニングっていう行為が国際的に問題になっているのですが、この映画ではメガロドンがこのフィニングをしている船をぶっ壊すという場面があります。フカヒレ消費国の資本が入っている映画でそういう問題も意識されているのかと思うと、むしろ僕は好感が持てました。

なお、メガロドンがマリアナ海溝などで生きているとする都市伝説が結構人気ですが、サメ好きとしてマジレスすると、この説にはまともな科学的根拠はなく、生態系の栄養段階を考えても、メガロドンが深海で生き残っている可能性は限りなくゼロに近いと思います。

これについては以前メガロドン解説記事を出しているのでこちらも読んで欲しいのですが、今回の映画ではマリアナ海溝のさらに深い場所に未知の生態系が広がっていて、しかもその領域が冷水の層で隔離されていたので今までメガロドンが発見されなかったという、一応それっぽい説明がされています。

メガロドン映画というのは、僕が知る限りはただ単に質が低いB級映画ばかりだったのですが、このMEG・ザ・モンスターは良作に仕上がっているので、「メガロドン映画の中でどれが一番お勧めですか?」と聞かれれば、間違いなくこの映画を推奨します。

いかがでしたでしょうか。頃なの自粛期間で家にいる期間が長いという方も多いと思うので、少しでも気になる作品が合った方は、ぜひこの機会に視聴してサメサメした休日を過ごしてみてください!

また、後日にマイナーだけどおススメなサメ映画や、B級サメ映画の紹介もする予定なので、そちらも楽しみにしていてください!

引き続きよろしくお願いいたします!

投稿者プロフィール

1992年東京都生まれ。早稲田大学国際教養学部卒。アメリカ合衆国、ポートランド州立大学に留学。

HPやYouTubeでサメなどの海洋生物・水族の生態を紹介、環境問題の解説を行っている。サメや関連イベント参加、水族館巡り、ダイビング、標本作製などサメや生き物活中心の生活を送る。水族館のボランティアスタッフの経験あり。トークイベントのプレゼンターやライターとしても活動。

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