川にサメ?サメが歩く?マイナーだけどB級過ぎないオススメなサメ映画たち!

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おはヨシキリザメ!サメ社会学者Rickyです!

以前に、正統派サメ映画、マイナーおすすめサメ映画、そしてB級サメ映画の紹介記事を出しましたが、一連の記事を投稿してから「マイナーおすすめサメ映画がまだ割とあったな」というのを思い出したので、今回は再びマイナーおすすめサメ映画を4作品ほど紹介していきます!

 

 

レッド・ウォーター サメ地獄

『レッド・ウォーター サメ地獄』は2003年に公開されたテレビ映画です。

DVDパッケージにホホジロザメらしきサメがデカデカと描かれていますが、今回の舞台は川で、登場するのはオオメジロザメです。

■■■■■■あらすじ■■■■■■
アチャファラヤ川という発音しづらい名前の川で漁師をしているジョンは、元妻の依頼で石油採掘を手伝うことになる。しかし、同じ川に凶暴なオオメジロザメが現れ、次々に犠牲者が出てしまう。

同じ頃、ギャングの手下であるアイスとブレッドは、裏切り者が隠した金を取り戻すようにアチャファラヤ川にやって来ていた。

命と金をめぐるサメと人間の死闘が始まる・・・!
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本作で注目すべきは、登場するサメがオオメジロザメである点です。

サメは基本海にいるものですが、オオメジロザメを含むごく一部のサメは、汽水域や淡水域にも入ってくることがあります。

オオメジロザメ

近年のサメ映画だとサメが砂の中を泳いだり、家の中に現れたり、特に意味もなく空を飛んだりするので、「川に出る=B級」だと勘違いする人がいるのですが、オオメジロザメに関しては現実世界でも川にも現れます。

ただし、川といっても、どんな川でもいいかと言わればまた別で、熱帯や亜熱帯などの暖かい場所でないといけないし、川の中でも塩類濃度が高い場所を好むようです。ですから、完全な淡水の中でずっと快適に暮らしていけるわけではないですが、オオメジロが川に登場するのは一応理にかなった設定です(淡水に現れるサメについてはコチラもぜひ)。

一般に危険サメとして名高いのはホホジロザメ・イタチザメ・オオメジロザメの3種ですが、このうち川に入って来られるのはオオメジロザメだけです。川が舞台のサメ映画にはまさに適任ですね。

映画に出てくるサメのCGやハリボテのクオリティはテレビ映画ならではのものがありますが、いわゆる「ザ・B級」というほど雑ではないです。ちゃんとオオメジロザメっぽい姿もしていますし、サメの造形としては及第点かなと思います。

ストーリーに関しても、主人公ジョンたち一向に加えてサメにギャングにてんこ盛りですが、ちゃんといい感じに絡み合って三つ巴の戦いが描かれているので、設定が渋滞すすぎた感はなく割と楽しめると思います。

また、サメ映画では「ラストでサメを爆発させる」という謎の伝統がありますが、この映画では爆発ではない形で決着がつきます。詳しいネタバレはしませんが、サメ映画の中では珍しい終わり方になっています。

まあ、特に意味もなく食べられる脇役、あまり意味のないサメの精霊と懸賞金のくだりなど、ツッコミどころはありますが、それはテレビ映画なので大目に見てあげてください。

サメに関してツッコミ入れるとしたら、とにかく人を食べまくりすぎているということですね。多くのサメ映画に出てくるホホジロザメよりも小さくて消費エネルギーも少ないサメのはずなんですが、1日に3人とか4人を平気でバクバク食べちゃいます。

サメの生態を考えると明らかに食べ過ぎなんですが、逆に言えば、それだけ間延びしないようにサメが登場してくれるということなので、「サメ地獄とは名ばかりでサメが全然出ない」ということもなく、割と安心してみられると思います。

 

 

 

パニック・マーケット

パニックマーケットは2012年に公開された3Dサメ映画です。

■■■■■■あらすじ■■■■■■
主人公が元カノと再会したり、警官の娘が万引きで捕まったり、駐車場でカップルがイチャイチャしたり、色々起こっているスーパーマーケットに強盗が押し入る。

すったもんだ揉めていると、突然津波が襲ってきて全員水浸しのフロアに閉じ込められてしまう。しかも、津波の勢いでホホジロザメまで入り込んでいた・・・。
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子供の頃からサメが好きな人、特に男子なら、一度は「街中とか学校とかが水浸しになってサメが来る・・・」みたいな厨二病的妄想をしたことがあると思いますが、それが現実になっちゃったという映画です。

そんな本作には、

・そこら辺に死体が浮いているのに何故か生きた人間を食べたがるサメ

・津波を食らっても何故か生きている最強な主人公たち

・買い物カゴボディーアーマー(詳細は本編で)

などの色々なツッコミどころはあります。

そもそも、実際のホホジロザメは通常時でもかなり早い速度で泳ぎ回るサメで、閉鎖的な空間での長期飼育に成功していないので、おそらくこんな空間に閉じこめられたらストレスと酸素不足で弱ってしまう気がします。

ただ、台風で飛んできたサメが人を食い散らかすよりはよっぽど現実的な設定だと言えますし、どうやってサメを攻略して脱出するのか、という緊迫感のあるストーリー展開で、他のB級サメ映画と比べれば十分に楽しめる作品だと思います。

登場人物が多くてスーパーと駐車場の二つで場面転換しながら物語が進行しますが、それぞれでいい感じにサメが暴れてくれます。日常的な場所でサメに襲われるという厨二病的なシチュエーションを楽しみたい方にはおすすめです(少なくともハウス・シャークよりは絶対におすすめです)。

 

ケージダイブ

ケージダイブは2017年に公開されたサメ映画で、ストーリーの直接の繋がりはないですが、一応『オープン・ウォーター』シリーズの3作目という扱いになっています。

■■■■■■あらすじ■■■■■■
カリフォルニアに住んでいる若者3人は、ある動画企画に応募するためにシャークダイブに挑戦しようと、オーストラリアを訪れる。

しかし、檻から安全にサメを観察するツアーのはずが、突如巨大な津波が押し寄せて船は沈没。彼らは檻なしでホホジロザメの密集地帯に投げ出されてしまう・・・。
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ストーリー的には『オープン・ウォーター』に『海底47m』を足したような感じですが、本作は水中で発見されたボロボロのカメラの中に収めたれた映像という設定、いわゆるファウンド・フッテージ系の作品になっています。

ケージダイブのシーンでは本物のホホジロザメが登場し、他の場面で現れるCGのサメも割とよくできていて、リアリティと恐怖のあるいい感じの襲撃シーン仕上がっていると思います。

ただ、ファウンド・フッテージ系の中でも前半の人間模様のパートが長めで、しかも登場人物がかなりアホなので、好みは分かれるかもしれません。

この映画で、どうしても話したいあまりにもアホな場面があるので、一切のネタバレなくまっさらな気持ちで見たい方は少し読み飛ばしてほしいのですが、

<<<<<一部ネタバレ注意>>>>>>
津波が来て流されていた3人が、救命ボートを見つけます。テント型になって雨風を凌げるタイプです。

これでもう安心だって思った時に、海を流されてだいぶ弱っている様子の女性を見つけて、その女性を救命ボートにあげて助けます。

そこまでは良かったんですけど、女性が意識不明で死にそうなのにパニクったメイガンという女が、「We gonna do something!」とか叫び始めて、揉めている間に救命ボート内で照明弾を撃っちゃいます。

屋根があるタイプだからボートが勢いよく燃え出して、3人はボートを失い、助けた女性は訳が分からないまま火だるまになってしまいます。
<<<<<一部ネタバレ注意>>>>>>

 

映画って、いろんなアホな登場人物が出てきて、僕も数多くのバカを見てきたんですけど、間違いなくトップ10には入ると思います。

まあ、期待を超える超おすすめ映画ってほどではないんですが、ファウンド・フッテージ系が好きな方や、サメと戦う話よりサメに襲われる恐怖とかホラー要素強めな作品が好きな方は一度見てみてください。

 

 

海棲獣

海棲獣は1998年に公開されたテレビ映画です。映画というか、ミニシリーズと呼ばれるもので、前半と後半に分かれて放送されました。

■■■■■■あらすじ■■■■■■
海洋生物であるチェイス博士は、助手のトールマンと共にとある島でサメの研究をしていた。

しかし、釣りをしていた男性が何かに食い殺されてしまい、警察署長などがサメの仕業と断定する。

これに疑問を覚えたチェイスは、真犯人を調査するが、彼らを待ち受けていたのは、アメリカ海軍が遺伝子操作で作り上げたサメの怪物だった・・・。
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ここまでのあらすじを読んで「B級くせ〜」って思ったのではないでしょうか。確かに設定自体はB級映画にありがちです。

映画に出てくる米国政府とか米国海軍、よくこういう謎の実験をしがちなんですよね。貧富の差をなくすとか、差別撤廃に努めるとか、進化論教育を強化するとか、もっと他に予算使うべきところあるんじゃないかなって思いますけどね。

しかも、このサメ、先に言っておきますが、手足が生えて陸を歩き出します。まあサメに手足が生えたりとか陸に進出するのは、現代のサメ映画界隈では普通ですし、その普通に感じてしまう感覚が逆に怖いんですけど、とにかくこの映画のサメは歩きます。

そう聞くとこの『海棲獣』も低レベルなB級映画っぽいですが、実はこれ、原作者が『ジョーズ』と同じピーター・ベンチュリーなんです。

サメ映画の原点にして頂点とされる作品と同じ人が書いた小説が元になっているんですね。

なので、生物学的なツッコミは色々あるし、合計で3時間くらいと長めではあるんですが、SF作品としては普通に面白いので胸を張っておすすめできます。

ただ、『ジョーズ』の原作者がサメ映画をあらぬ方向に持っていく一助を担っていたと考えると面白いですよね。「この時からサメ映画は何かが狂っていたのかもしれない」という感じがします・・・。

 

 

今回は以上となります!少しでも気になる作品があったという方は、ぜひ本編を視聴してみて下さい!

今後も気が向いたり、案件を頂けたり、超オススメなサメ映画が登場したりすれば、またこういう紹介をしていこうと思っていますので、引き続きよろしくお願い致します!

投稿者プロフィール

1992年東京都生まれ。早稲田大学国際教養学部卒。アメリカ合衆国、ポートランド州立大学に留学。

HPやYouTubeでサメなどの海洋生物・水族の生態を紹介、環境問題の解説を行っている。サメや関連イベント参加、水族館巡り、ダイビング、標本作製などサメや生き物活中心の生活を送る。水族館のボランティアスタッフの経験あり。トークイベントのプレゼンターやライターとしても活動。

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