サメ映画で生き残る方法とは?死亡フラグを立てないためのメソッドを紹介

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おはヨシキリザメ!サメ社会学者Rickyです!

夏真っ盛りですね!

夏と言えば海!海と言えばサメ!サメと言えばサメ映画です(無理やり)!

夏になるとテレビでサメ映画が放送されたり、でサメ映画の企画が組まれるなど、何かとサメが盛りあがります。そして、そんなサメ映画にはお決まりの流れや死亡フラグがあります。

というわけで、実際にサメ映画的なシチュエーションが起こった時のために、「サメ映画で生き残る方法」について、ぜひここで学んでおきましょう!

警察官や研究者が「サメが出た」と言った時は海に入らない

サメ映画の原点とも言える『ジョーズ』からあるサメ映画お決まりの流れというのはいくつかありますが、代表的なものに「主人公がサメについて警告しても市長やリゾートオーナーなどがその存在を否定する」があります。

冒頭で誰か(美女またはパリピであることが多い)が食べられてしまい、主人公はサメの襲撃を疑いますが、大抵サメが平和な街に現れる時は観光シーズンであり、大抵パリピが食べられる時は周りに誰もおらず目撃者がいないので、「サメごときのために経済的な利益を失ってたまるか!」と考える偉い人たちが「サメなんていない」と否定してきます。人命第一とか関係ないです。これはもうそういうものです。

そして、そのまま偉い人の思うままに海が開かれて老若男女・パリピ陰キャ問わず海に出向く中、サメが現れてしまい、人々が犠牲になり、主人公がその尻拭いとしてサメ討伐に向かうというのがいつもの流れです。

もし、海で誰かが亡くなり、主人公っぽい人、特に眼鏡をかけた警察署長とかが「サメの仕業だ」と騒いでいる時は、しばらく海に入らないのが無難でしょう。

 

爆発物を所持する

これまた『ジョーズ』から続く流れですが、サメは爆発物という風潮があります。

実際に沖縄県で行われているサメ駆除などはロープや網を使った、いかにも漁師的なやり方で行われますが、そんなことは関係ありません。サメ映画ではサメは爆発物になります。ひどい時は打ち上げ花火にされることもあります。

もちろん、現実世界でサメが人を襲い、その犯人と思しきサメを捕獲した際は、科学的な検証を行うべきです。そのサメの種を同定し、全長・体重など細かい計測を行い、胃の内容物を確認します。犠牲者に残った噛み跡の大きさや歯型が一致するかの検証も実施するのが理想です。

しかし、サメ映画では知ったこっちゃありません。対決しているサメが本当に一連の被害者を襲ったサメなのか、そもそも襲ったサメは一尾だけなのか?そんなことはどうでもいいのです。デカいサメを爆発させればハッピーエンドなのです。

もしあなたがサメ映画で生き残りたい場合は、ガスボンベ、手榴弾、マルマイン、なんでも良いので爆発を起こせる武器を所持しておくのが賢明でしょう(なお、ダイビング用のタンクを撃ち抜いても実際には大爆発は起きません)。

 

サメを使って悪いことをしてはいけない

サメ映画で怖いのはサメだけでありません。サメ映画の中には、法律や規制を無視してサメの遺伝子をいじくりまわす科学者、サメを暴走させて漁業を潰し港の権利を安く買い取ろうとするオッサン、自分の息子をサメと合体させる博士、サメに人を襲わせてそのスナッフフィルムを高く売ろうと考える殺人鬼など、サメを利用する人たちが登場します。

父親を苦しめた病気の新薬を開発したい、大きな石油利権を手にしたい、よく分からない自分の野望を達成したい、色々と溜まった鬱憤を晴らしたいなど、各々に理由があると思いますが、こうした行いをした人たちに待っている結末は死です。サメを使って変なことをする人たちは、ほとんど例外なくサメの胃袋に行き着くことになります。

何故こんな末路を迎えるのか。それは彼らの頭が悪いからです。お金がかかって危険にもかかわらず飼育が困難な外洋性のサメであるアオザメを実験に使ったり、相手を殺す前に長々と自分の悪事の全貌を語りだしたり、とくにかく要領の悪い人たちが多いのです。

もちろん、僕がお会いしてきた研究者や水族館・博物館職員の方々は素晴らしい人たちで、あの方達の取り組みを皆さんにも応援して頂きたいです。当然、飼育下で実験をする際はトラザメやレモンザメのように飼育しやすいサメを使っています。

しかし、サメ映画の中でサメに実験したり変な装置をつけている人たちにはロクなのがいません。サメ映画で生き残りたければ、怪しい実験などには参加せず、そういう人たちの手下になるのも控えましょう。

水辺を背にして演説を始めてはいけない

そもそもサメは陸に上がっている生物を襲うことはあまりないように思えます。

イタチザメが海鳥を襲う事例が報告されていますが、映像記録を見る限り、水面に浮かんで休んでいる、つまり水中からハッキリと確認できる状況に限って襲っているように思えます。

サメが水中から勢いよく飛び上がる現象も確認されていますが、水中の獲物を襲う時に勢い余って飛び出してしまう、体についた寄生虫を落とすため、などが理由として考えられます。

つい最近、パラセーリング中の男性が飛び上がったサメに噛まれるというショッキングな事故もありましたが、あれも男性の足が水面についている時に起こったものですし、そもそもかなりレアな事例です。

実際の事故の記事はコチラ↓

しかし、サメ映画ではこれらの理屈は一切意味をなしません。サメ映画のサメはどれだけ襲いにくい状況にいても人間を食べたいので、水辺に人がいるだけで襲ってきます。

木に登った人に飛びかかって水中に引きずり込むアロワナみたいなサメも登場しますし、ひどいときはサメが手足を生やして陸上に上がってくることがあります。

サメ映画では、水辺にいるだけで危険なのです。

特に、水を背にして長々語っている時は注意です。紫のライトセーバーを操るジェダイ・マスターであっても、このフラグから逃れることはできません。逆に、部屋が水でいっぱいになる直前まで神に祈る男は助かったりします。

偉そうな海の男になってはいけない

サメ映画には、突然黒板を引っかいて注目を集めた後に求められてもいない話を始める船長や、単なる芸能人なのに手榴弾を持ってきてサメを捕獲すると言い出すイケメン、「俺の方がデカい船を持ってる!」とマウントをとってくるナイスガイ風の男など、とにかく偉そうな男が登場します。

本当にサメを捕まえてくれるならいいのですが、こういう人たちもまともなエンディングを迎えられていません。無茶な操縦をしてエンジンをぶっ壊したり、爆弾を体に巻き付けて一人でサメに挑んでいったり、無謀なことをすることが多いからです。そして、ただの警察官や水族館職員などに手柄をもっていかれます。

サメ映画ではないですが、やけに濃厚なラブシーンが多いワニ映画や、『ジョーズ』と同じくピーター・ベンチュリーが原作の巨大イカ映画にも、やはり偉そうな船長が出てくるのですが、無茶な戦いを挑んだ挙句にヒドイ最期を迎えていました。

現実世界で生き残る可能性が高いのは海をよく知っている人だと思いますし、皆さんが漁船などに乗せてもらう際は漁師さんの言うことをしっかりと聞いた方がいいのですが、サメ映画ではそんなことは関係ありません。キャラクター性で生死が分かれます。ハッピーエンドを迎えたければ謙虚を心がけましょう。

以上が、サメ映画で生き残る方法でした!

たまにはこういうふざけた記事も良いかなと思い、息抜きがてら書いてみました。

記事内の例えを見て「これはあの映画のことだ!」と全てピンときた方は、サメ映画マスターの素質があるかもしれません(あって嬉しいかどうかは知りません)。

サメ映画の解説は以前にも行いましたが、どうせまたサメ映画は増えていくと思うので、また紹介する機会もあると思います。その時はよろしくお願いいたします。
投稿者プロフィール

1992年東京都生まれ。早稲田大学国際教養学部卒。アメリカ合衆国、ポートランド州立大学に留学。

HPやYouTubeでサメなどの海洋生物・水族の生態を紹介、環境問題の解説を行っている。サメや関連イベント参加、水族館巡り、ダイビング、標本作製などサメや生き物活中心の生活を送る。水族館のボランティアスタッフの経験あり。トークイベントのプレゼンターやライターとしても活動。

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